整形外科
医師紹介
整形外科部長
水野 謙 (K.MIZUNO)
専門:リウマチ、スポーツ整形外科
関節外科(膝・手)、外傷一般
特長・特色
整形外科では、救急指定病院の位置付けから、症例の多くが急性期疾患の患者様になり、残りは老人性慢性疾患を主体とした慢性期の患者様となります。急性期疾患は、交通事故・労働災害による外傷・骨折・腱損傷が中心で適切な診断のもとに、保存的治療を行っておりますが、当院での対処が難しいと判断される多発外傷などの場合には、専門病院に紹介させて頂いております。
手術後患者さんについては、リハビリスタッフによる充実した機能訓練を積極的に行い早期復帰を目指しております。
また、外来では、整形外科一般の他にリウマチ、スポーツ整形外科、骨粗鬆症の検査・診療、装具外来(コルセットなど)及びリハビリ治療も行っております。
リウマチとは?
リウマチ性疾患は、関節・筋肉・骨などに痛みをもたらす病気です。リウマチ性疾患の中で特に多く、社会的に大きな問題になっているのが慢性関節リウマチです。これは、体の多くの関節に炎症が起こり、関節がはれて痛み、長期にわたって進行すると関節の変形と機能障害が起こります。
疫学
- 発症頻度は、1000人に4人くらいといわれています。
- 男性より女性に多く認められます。(約3倍)
- どの年齢の人も起こりますが、30歳代~50歳代で発病する人が多く認められます。
- 15歳以下で発病したときは、若年性関節リウマチと呼ばれます。
原因
現在のところ、本当の原因はわかっていません。 原因としては、以下の4つなどが考えられます。
- 未知のウイルスや細菌の感染
- 遺伝体質
- 女性ホルモン
- ストレス
治療
リウマチの原因を取り除く根治療法は今のところ期待できません。
リウマチの治療の目標は、
- 関節の痛みを抑える。
- リウマチ活動性や関節の炎症を抑える。
- 関節の変形を予防し、動かせる範囲を保つ。
- 破壊された関節の動きを再建することに主眼をおく。
現在、急速に医療技術が発展しており、近々に原因の追求ができ、完治できる日も近いと考えられます。