呼吸器内科
特長・特色
呼吸器科では、呼吸器感染症・肺ガン・気管支喘息・慢性呼吸不全などの呼吸器疾患全般を診療しております。また、病棟での呼吸器疾患の診療・呼吸管理・気管支鏡を用いた精密検査・在宅酸素療法の導入なども積極的に行っています。最近ではNIPPV(非侵襲的経鼻的陽圧換気法)の症例も増えています。
在宅酸素療法の指導を行っております
酸素療法とは、何かの原因で体の必要な酸素が十分に取り込めない人のために、その不足分を補う手段のことです。酸素濃縮器と酸素ボンベを用いて、自宅で手軽に酸素吸入が出来ます。
病態の把握のため、また、健康保険の適用を受けるために、毎月1回は必ず外来もしくは往診での診察を受ける必要があります。『在宅酸素療法』は健康保険が適用されています。
症状
日常生活中、次のようなことで思いあたることはありませんか?
- 食事の後、息苦しい
- 夜、息苦しくて眠れない
- トイレ排泄中、息苦しい
- 階段や坂道を上がると息切れがする
- 平地でも休まないと歩けない
- お風呂に入ると息苦しくなる
効果
ご自宅で手軽に酸素吸入が受けられるため、家庭での快適な生活を送れます。
- 注意力低下・記憶力低下などの精神神経症状の改善
- 肺や心臓にかかる負担の軽減
- 夜間睡眠時の低酸素血症の改善や不整脈の予防
- 入院期間および入院回数の減少
- 息切れの改善
- 日常生活動作(ADL)の改善
入院でしか行われなかった酸素療法を病院から出て、酸素濃縮器や酸素ボンベを利用して、家庭や職場で行おうとするものです。酸素を吸入しながら趣味を楽しんだり、自由に外出したり、また、仕事をしたり、生活環境のよい家庭で生きがいのある生活とともに療法が行えます。酸素吸入が必要かどうか当科でお気軽にご相談ください。